簡単おすすめ 多肉植物のさし木方法
スポンサーリンク
前回は「葉ざし」を紹介しましたが、多肉植物の中には葉ざしでは増えないものもあります。今回は、私がやってみた他の増やし方を紹介しますね。
多肉植物のさし木について
多肉植物の多くは、カットした茎を土にさしておくことで増やすことができます。
やり方は簡単で、清潔なはさみで茎をカットして、土にさすだけです。
本などには、「切り口を乾かし、根が出るまでそのままにしておく」と書いてありますが、私はいつも徒長してくる(伸びてくる)とカットして、そのまま土にさしています。
オーロラ
数あるセダム属の中で、虹の玉と呼ばれる品種によく似た多肉植物が「オーロラ」です。
ぷっくりとした可愛らしい葉っぱを持つのが特徴です。
清潔なハサミで茎をカットして、土にさします。(オーロラ)
昨年、秋にカットしてさしたオーロラです。ずいぶん、大きくなりました。
虹の玉です。(オーロラは虹の玉の斑入りです)今年の春に2センチくらいにカットして、さしたものです。根っこが出て、しっかりと根付きました。
水やり
さし木をしたときはいつもより水やりは控えています。
カット苗を植える時も、発根する2~3週間は水を控えるとよいと思います。
多肉植物の株分けについて
多肉植物の中には、親株の横から赤ちゃんが自然に出てくる種類があります。赤ちゃんを見つけたらそっと子株をはずしてあげましょう。子株を別の鉢に植えてあげると増えます。この増やし方を「株分け」と言います。
ハオルチア
ユリ科(ツルボラン科)のハオルチア属。
ハオルシアとも呼ばれ、主に南アフリカに生息しています。
種類も豊富で形もたくさんあるため、コレクターの方も増えています。
光に透かせば雫のように見える植物とも言われ注目されている多肉植物の一つです。
子株をそっと外して、別の鉢に植えます。親株の周りからどんどん赤ちゃんが増えています。(ハオルチア)
上の鉢のハオルチアの子どもたちです。1年くらいたったかな?ずいぶん大きくなり、横から赤ちゃんができていますね。どれが、元々の親株かわからないくらいです。
春に別の鉢に植えたハオルチアの赤ちゃんたちです。
子持ち蓮華(こもちれんげ)
ベンケイソウ科 オロスタキス属。
ロゼッタ状の葉がバラの様に見える多年草。
どんどん増やすことも可能で、多肉植物の仲間では、少し育てるのが難しいといわれていますが、それほど難しいわけではありません。
頂き物で、元々は4株だけでした。この多肉植物は、成長が早く、ランナー(赤ちゃんのついた細い茎)で増えるタイプの多肉植物です。
伸びた赤ちゃんが勝手に根付き、群生しています。赤ちゃんをカットして植えても根付きます。花もついていますね。
形がとてもかわいく育てやすいので、おすすめです。昨年は、たくさんの友達の家に里子に出しました。
細い茎から赤ちゃんが!かわいいですね!
この細い茎がランナーです。
土がないので、根付かず、垂れ下がっています。小さめの容器に植えて垂れ下げるのもかわいいです。
まとめ
多肉植物を増やして育てる方法として、今回はさし木と株分けを紹介しました。
どちらも方法は簡単で、さし木は清潔なはさみで茎をカットして土にさすだけですし、株分けは赤ちゃんを見つけたらそっと子株をはずして別の鉢に植えるだけです。
育てるのに心配されている初心者の方、結構、たくましい植物ですので安心して大きくしてくださいね。